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文学的体験とはどのようなものか 新編・第二版

文学的体験とはどのようなものか 新編・第二版

新編第2版 文学はなぜ、人間を癒すことができるのか?という根元的な問いに真正面から挑み、きわめて明晰な解答を与える書である。

著者 平井 修成
ジャンル 国文学
国文学 > 近現代文学
出版年月日 2018/04/30
ISBN 9784273037314
判型・ページ数 A5・224ページ
定価 本体2,000円+税
在庫 在庫あり
 

目次


概念図(本書の内容を見渡すための)
 

第1部 文学への旅立ち
   1 「私」とは何か
   2 幾つかの確認事項
   3 「私」を知ることと“言葉”
   4 「私」という苦の脱出方法

第2部 文学による癒し
 第1章 言霊信仰の論理
   1 言霊信仰についての様々な解釈
   2 創造する言葉と指し示す言葉
   3 言葉による世界の存在論的変更
   4 言霊信仰の体験的モデル
 第2章 優れた表現と希望の実現
   1 表現についての漠然たる常識
   2 客観的判断の不可能
   3 精神を誘うものとしての表現
   4 発見されるものとしての表現
   5 表現の受容と希望の実現
   6 補論・泉鏡花『五の君』の表現
 第3章 主人公の運命と読者の慰め
   1 作品世界のリアリティ
   2 読者が主人公を同一視するために
   3 同一視の可能と同一視を企図することの不可能
 第4章 言語的性格を喪う言葉―いわゆる詩的技巧の共通に持つ機能について―
   1 単語の意味の多様性の起源
   2 詩歌の技巧とその機能
   3 詩的であることの主題
   4 近代の散文的叙情詩について
 第5章 「私」を対象化する文学

第3部 文学からの帰還―文学的経験の後退―

 
第4部 文学的体験の周縁
 第1章 ファンタジックなイメージの起源
   1 非日常的イメージたちの形態的特徴
   2 眩暈の中で出会う非日常的イメージ
   3 非日常的イメージへの想像力と文学の場から帰還する心理
   4 非日常的イメージと非日常的表現
   5 非日常的イメージを生み出す他のメカニズム
   6 非日常的イメージを生み打す創造者の心的状態
   7 非日常的イメージの受容者の心的状態
 第2章 快楽を生む文学的メカニズム―カタルシスについて―
   1 定義の混乱とその意味するもの
   2 カタルシスの再定義
   3 カタルシス成立の原理
   4 眩暈とカタルシス
 第3章 矛盾を内包する作品とその受容―なぜ一貫性を欠いた物語を楽しむことが出来るのか―
   1 共存し得ないものの共存―加山雄三『光進丸』から
   2 作品世界が不可分割的な連続性を持つべきである理由
   3 矛盾だらけの作品たち
   4 享受者に何が起こっているのか

あとがき

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