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万葉集の歌と民俗諸相

目次

序 章 万葉集の民俗学的研究について――カミを例として――
  序
  一 ムラの成立と祭祀
  二 タマからカミへ――神観念の変遷――
  三 神々の位相と神祭り
  結 び
第一章 万葉集の歌と歌びと
 一 磐姫皇后と巻二巻頭歌
  序
  一 記・紀に見る磐姫皇后伝承
  二 磐姫皇后伝承と葛城氏
  三 磐姫皇后歌群と『万葉集』巻二巻頭歌の意義
  結 び
 二 大津皇子歌群と巻二相聞歌の特質
  序
  一 大津皇子謀反事件と歌群との関係
  二 巻二相聞の特質と編者の意図
  結 び
 三 近江荒都歌論――「藤原宮御宇天皇代」における荒都歌の位置――
  序
  一 近江への旅立ち
  二 近江荒都歌と日並皇子殯宮挽歌との脈絡
  三 「藤原宮御宇天皇代」における近江荒都歌の位置
  結 び
 四 伊勢行幸と人麻呂留京歌
  序
  一 伊勢行幸と高市麻呂の諫言
  二 留京歌の諸問題
  三 神事詠としての留京歌
  結 び――連作の意図と発表の場――
 五 阿騎野出遊歌論
  序
  一 阿騎野歌の主題と軽皇子出遊の目的
  二 阿騎野の風土
  三 籠りの古代的意義
  結 び
 六 明日香皇女殯宮挽歌論
  序にかえて――明日香皇女殯宮挽歌に対する二つの評価――
  一 明日香皇女とアスカ
  二 「殯宮之時」――殯宮歌か葬歌か――
  三 内容と構成
  四 長歌における相聞歌的叙述の意義
  結 び
 七 人麻呂自傷歌論
  序にかえて――人麻呂自傷歌研究小史――
  一 自傷歌群の意義
  二 人麻呂自傷歌群の祖型
  結 び
 八 柿本人麻呂と異常死哀傷歌
  序にかえて――人麻呂巡遊伶人説の流れ――
  一 人麻呂の旅と異常死哀傷歌
  二 人麻呂異常死哀傷歌の意義
  三 行幸時祭と路次鎮祭
  結 び
 九 山部赤人――「富士山の歌」――
  序
  一 山部氏と赤人の歌
  二 長歌の構成と対句表現
  三 「語り継ぐ」と「言ひ継ぐ」と
  四 うち出でて見れば
  結 び
 十 長皇子の歌
  序にかえて――長皇子の出自と閲歴――
  一 長皇子の歌
   1 三河行幸時の歌
   2 難波行幸時の歌
   3 文武大行天皇難波宮行幸の歌
   4 佐紀宮の共宴歌
   5 皇弟に与える歌
  結 び――長皇子歌の特徴――
 十一 桜井王と聖武天皇の贈答歌
  序
  一 「風流侍従」と桜井王
  二 遠江守と桜井王
  三 「初雁の使」と「大の浦」と
  結 び
 十二 田辺福麻呂の「恭仁京讃歌」と恭仁京の造営・遷都
  序
  一 恭仁京の成立
  二 田辺福麻呂の恭仁京讃歌
  結 び
 付篇一 『柿本人丸事跡考』――翻刻と解題――
  翻刻
  解題‥‥柿本姓・出仕・妻のこと/人麻呂出生のこと/語家綾部家のこと/人麻呂の墓のこと/人麻呂没年のこと/人麻呂像・人麻呂影供のこと
  結 び
 付篇二 万葉集の雑歌――歌の本義を通して――
  序
  一 雑歌の典拠
  二 歌の原義
  三 行幸時・従駕歌
  四 謹上・献呈歌
  五 宴遊・宴席歌
  結 び
第二章 万葉集の歌と民俗諸相
 一 万葉集の衣と装飾
  序にかえて――服制の成立と変遷――
  一 官人の公服と庶民の普段着
  二 衣料と製法
  三 染色と装飾
  結 び――衣の呪術と信仰――
 二 万葉集に見るアマの生活と信仰
  序にかえて――アマ研究の概要――
  一 アマの生業
   1 漁 撈
   2 採 藻(藻刈り)
   3 製 塩
  二 アマの信仰
   1 ワタツミの神
   2 呪文・俗信
   3 卜 占
  結 び
 三 藻塩焼神事と「塩焼き」歌
  序
  一 藻塩焼神事の由来と現況
   1 鹽竈神社と御釜神社
   2 藻塩焼神事の由来と現況
  二 藻塩焼製塩法
  三 「塩焼き」歌の類型化
  四 「塩焼く」海人の生活と製塩状況
  結 び
 四 万葉集の狩猟歌
  序
  一 『万葉集』の儀礼的狩猟歌
  二 宮廷行事としての薬狩
  三 鳥狩と猟夫と
  四 王権の狩猟――殺戮と国名起源譚――
  結 び
 五 国栖奏の由来と現況
  序
  一 吉野の国栖
  二 国栖奏の由来
  三 国栖奏の現況
   1 浄見原神社
   2 祭祀組織――国栖家とミヤモリ――
   3 神 饌
   4 次 第
  結 び
 六 舎人親王と親王祭
  序
  一 舎人親王の人と歌
  二 親王祭の由来と現況
   1 但沼町概観
   2 由来の伝承
   3 「親王祭」の現況
  三 堀池秀次郎追放事件と陵墓の比定
   1 舎人親王陵墓伝承地
   2 堀池秀次郎追放事件のこと
   3 陵墓比定の経過
  四 伝承の背景
   1 鍛冶神の信仰
   2 祟り神の信仰
  結 び
 七 万葉集の「袖振る」歌
  序
  一 袖の呪性
  二 袖を振る歌
   Ⅰ 恋情行為としての袖振り
   Ⅱ 呪的招魂の行為としての袖振り
     (A) 陸路の袖振り歌
     (B) 海路の袖振り歌
   Ⅲ 序詞・掛詞としての袖振り
   Ⅳ 実行為としての袖振り
  結 び
 八 万葉集の遣唐使歌――三笠山・住吉祭祀関係歌について――
  序
  一 遣唐使歌と三笠山祭祀
  二 遣唐使歌と住吉祭祀
  結 び――遣唐使歌の特徴――
 九 万葉集のタチバナ
  序
  一 記・紀の伝承と諸祭事に見るタチバナ
   1 タヂマモリと時じくの香の木の実
   2 大生部多と常世の虫
   3 オトタチバナヒメの入水
   4 『延喜式』に見る橘子
  二 『万葉集』のタチバナ
   1 常葉の木
   2 玉に貫く
   3 ホトトギスとタチバナ
  結 び
 主要引用文献
 初出一覧
 あとがき
 索引

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